Beams

セレクトショップという概念を日本に浸透させ、ブランドのデビュー以来30年以上にも渡り、素敵なブランドで居続けている「BEAMS」のオフィシャルサイトです。
コーディネート役であるdmp社の仕切りのもと、602では、プランニング、ディレクション、情報整理・設計、アートディレクション、デザイン、インタラクションデザインを担当させていただきました。

リニューアルにあたっては、まず情報の整理から始めました。
BEAMSには数多くのレーベル(BEAMSやRay BEAMS、こどもビームスなど)や、ファッションに関係したサービスがあり、店舗数も日本と香港とで約100店舗にものぼります。そのうえ「セレクトショップ」ですから、関わるブランドやデザイナー・アーティストも多く、彼らと作り上げてきた商品、空間、時間がたくさんあるわけです。 そういった状況を反映するかのごとく、多数の優良なコンテンツがサイトの中に眠っていました。それらの魅力を最大限を引き出せる造り、探しやすい造りを目指しました。また、情報整理によって、即時性の強いニュースやアイテム情報、定常的に求められるレーベルや店舗情報とのシームレスな回遊が可能になっています。

そして何より、「アイテム」を見せたい!

BEAMSならではの視点で選定された旬なアイテムたちを、いかに即時性を損なわず、紹介し続けていけるか。移ろいの早いファッションの情報を提供するだけに、それはとても重要なテーマでした。BEAMSの社内担当者がすぐに情報をアップデートできる「仕組み」の提案をし、実装しています。

全体のデザインにおいても、アイテム群の魅力を伝えることが、最もBEAMS的であるというコンセプトを軸に、アイテムビジュアルをストレート、且つダイナミックに打ち出せるように仕上げています。

トップページでは、訪れていただく方のサイト内の回遊状況にあわせ、おススメするコンテンツを変えていく仕掛けを搭載。繰り返しアクセスしていただくことで、自分好みのトップページが出来上がっていきます。さりげないおもてなしとして、来訪者の閲覧をサポートできればと思います。

2009年9月公開 | www.beams.co.jp